No Rain, No Rainbow おっちょこ国際看護師

アメリカ正看護師取得までの道のりとそれから。

子宮頸癌検診と絡めてプライマリケアに関して少し

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保険会社から子宮頸癌検診(Pap smear)を受けてください〜という催促が私のプライマリヘルスケアドクターのオフィスに届いて電話が来たので受けてきた。保険会社から催促されるというのがしっかりしてますね。

 

プライマリヘルスケアって?と思いの人がいるかもしれないので少し説明。アメリカではいわゆる’かかりつけ医’がいて何かあると(ER:エマージェンシーにすぐ行く必要がない限り。)とりあえずかかりつけ医の所に行く。私のプライマリドクターはNP(ナースプラクティショナー)さん。ちなみにフェイスタイムで対応しているプライマリドクターもいて、時間外でもこんな状態なんですが明日まで待ってオフィスに行くべきかそれともすぐエマージェンシーに行くべきかさっと判断してくれる方もいるらしい。便利な世の中だけど、お医者さん、それじゃあ身体持ちまへんで〜、と私は思う。

 

日本で子宮頸癌検診ってなるとまず産婦人科!ってなるけど、こっちはNPさんも検診が出来る。検査結果などで精密検査などが必要になると’Referrel ’(推薦状)をプライマリドクターが出してくれて、専門的な人たちに見てもらえることになる。精密検査などの結果も基本的にはプライマリドクターの方に送られて、そこで結果を一緒に見て説明を受ける。

 

例えば緊急でERに行った後も必ずプライマリドクターの診察がある。ERからも患者さんにこんな検査をしてこんな結果でした、とかこんな薬が渡されていますなど細かい記載があるレポートが渡される。なのでそんな患者さんが来られた時はそのレポートを見ながらざっと状況を把握。

 

例えばハワイでよくあるのが海で足をリーフで切った!とかってやつ。実はリーフには細菌がめっちゃいるのでジフテリアとかの注射を打たないといけないんだけどそんなのを患者さんはしたと思っていたけど報告書にはなんの記載もないからプライマリドクターのオフィスでしておくなどなど。

 

あと思うのが私のインターン先のプライマリケアのクリニックでは日本人の患者さんがほとんどで、ERで手渡された薬のこととか説明を受けてるけど英語でざっくりとしか理解していない場合も多々。とりあえず飲めって言われたからとか、なんでこの薬が処方されているのかとか、飲み方で気をつけないといけないことを分かっていなかったり。だからそこはやっぱり患者さんの理解度を確認して、追加で説明してあげれると親切かな。

 

年末前に一般的な血液検査もしとこーかってなって血液検査のオーダー表を手渡される。ハワイには’Clinical lab' と”Diagnostic lab"という血液検査を受けれる場所があり、家の近くの検査場にいく。そこで血をチャチャっと取られて結果はこれもプライマリドクターの元へ。みんな手慣れてるから採血が早い早い。

 

ざっくりとだけどアメリカ医療、特にプライマリケアに関して色々と情報と私の思うと所を盛り込みました。